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猫のミニ知識



猫に関するちょっとしたミニ知識を公開しています。
他に本格的な内容のサイトもあるので参考程度に(^^;

□猫と人の年齢比較
□猫に与えてはいけない食べ物
□猫下部尿路疾患(FLUTD)について。
□避妊手術、去勢手術の勧め。

▼猫と人の年齢比較
猫の年齢 人の年齢
1ヶ月 1歳位
2ヶ月 3歳
3ヶ月 5歳
6ヶ月 9歳
9ヶ月 13歳
1歳 18歳
1歳半 20歳
2歳 24歳
3歳 28歳
4歳 32歳
5歳 36歳
6歳 40歳
7歳 44歳
猫の年齢 人の年齢
8歳 48歳
9歳 52歳
10歳 56歳
11歳 60歳
12歳 64歳
13歳 68歳
14歳 72歳
15歳 76歳
16歳 80歳
17歳 84歳
18歳 88歳
19歳 92歳
20歳 96歳
1983〜1986年の調査で平均寿命4.3歳でかなり短命でした。1994年の調査では平均6.7歳で2.4歳も伸びました。現在はもっと寿命が伸びてるはずです。

現在では15年ぐらい生きる子も珍しありません。 飼い主が環境、医療、食事の面で正しく関わってあげる事が重要だと思います。 動物病院で見たんですが、大幅に年齢表が変わっていました。

▼猫に与えてはいけない食べ物
ネギ類(ねぎ・たまねぎ・にんにく・ニラ) 血液中の赤血球を溶かす成分を含む。貧血を起こしてしまう。
骨付きの魚・鳥 骨がのどや食道・胃・腸に刺さったりするので危険。
人間の味付けの食べ物 塩分や糖分が多すぎるので健康によくありません。
チョコ・ココア 「セオブロミン」という物質が、脳への血行を鈍らせて心臓発作を引き起こす可能性があります。
イカ・タコ 消化不良を起こして吐いたり、下痢をすることがあります。
貝類 消化不良を起こします。
牛乳 下痢をする事が多い。猫用のミルクを与えてね。
ドッグフード タウリン不足で、失明の危険があります。
生の豚肉 寄生虫(トキソプラズマ)に感染する可能性があります。
植物 中毒になるものが多いから気をつけて。食べさせるのは猫草だけにしましょう。

▼猫下部尿路疾患(FLUTD)について。
寒くなると運動量が減り、水を飲む量が減る事に寄って起こりやすくなる病気、膀胱炎や尿路結石。膀胱から尿道と、尿路の下部で起こる病気を総称して下部尿路疾患(FLUTD)といいます。
ここでは予防法や早期発見、再発の予防について考えていきたいと思います。
●結石の種類
猫に多い結石を説明します。

1、ストルバイト
特徴:アルカリ性のおしっこでできやすい。
治療法:薬と食事療法で治ります。

2、シュウ酸カルシウム
特徴:酸性のおしっこでできやすい。
治療法:食事療法、手術で尿石を取り出して治療。
●予防について
1、適切な食事管理
マグネシウムやカルシウムなどのミネラルを制限した食事を与えてください。
うちの猫はストルバイト結石になった事があるのでpH(ペーハー)の値をコントロールする療法食を与えています。

2、水分を十分に与える
水分の摂取量が少ないと尿が濃縮されて結晶ができやすくなります。できるだけ水を多く飲ませましょう。
・新鮮な水をいろんな場所に置いてあげる。(少しぬるい水がいい)
・ご飯を缶詰にする。(水分が多いので)

3、トイレはいつも清潔に
猫はきれい好きなので汚いトイレだとおしっこを我慢することがあります。いつも清潔にしてください。
●FLUTDチェックリスト
1、おしっこがピンク色や赤色になっている。
2、トイレに長くいるのに、なかなかおしっこが出てこない。
3、トイレに行く回数が多くなる。
4、トイレで痛そうな声を出すがおしっこは出ない。
5、トイレと違う場所でおしっこをしてしまう。
6、食欲、元気がない。

思い当たることがあったら、すぐに動物病院へ
尿道が完全に閉塞した場合は、24時間以内に治療しないと命を落とします。
●治療方法
予防を心がけていてもFLUTDになってしまうことは考えられます。(体質的になりやすい子がいます)
動物病院では、尿やレントゲン検査して尿石の種類や尿路の炎症や損傷の程度を判断します。
軽い場合(ストルバイト尿石)はお薬と食事療法で治りますが、尿道に損傷などがある場合は尿路変更の手術が必要になります。
●再発を予防する為に
治療して治ったからといって気を緩めないで最初に書いたような予防を心がけてください。
特に食事療法は大事。少し値段が高いけど病院の療法食を与え続けましょう。

▼避妊手術、去勢手術の勧め。
年間55万匹以上の犬や猫が行政機関により殺処分されているのが現状です。
その多くは産まれたばかりの子犬や子猫達なので避妊・去勢手術をしてください。

犬の処分数:280819頭
猫の処分数:274463匹(平成13年度)


猫の場合は道端に捨てられても行政が捕まえないので、実際にはもっとたくさんの猫が悲惨な状況だと考えられます。
●血統種の猫に赤ちゃんを産ませたい
血統種の猫に赤ちゃんを産ませたい人もいると思いますが、先天的な遺伝疾患の伴う可能性があるので安易な考えで産ませないでください。
●避妊・去勢手術の時期
避妊・去勢手術は生後6ヶ月ぐらい。1回目のさかりが来る前に手術するのが良いそうです。
●避妊・去勢をするメリット
メス
・赤ちゃんを産まない。
・子宮癌、子宮蓄膿症、乳腺腫瘍などの病気の予防になる。
・さかりでうるさくならない。
・子猫のような可愛い顔と性格が残る。

オス
・外で子供を作らない。
・前立線や精巣などの病気の予防になる。
・さかりでうるさくならない。
・臭いスプレー行為をしなくなる。
・子猫のような可愛い顔と性格が残る。
●手術しないで放っておいたら?
メス猫は年に2回発情して3〜5匹の赤ちゃん猫を2回も産んでしまって大変です。
オス猫はスプレー行為や外で赤ちゃん猫を産ませる可能性があります。
さかりが来ると家出をして迷子になったりする可能性も・・・


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